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アメリカが大変なことに

ー転移性前立腺がんが増加ー

 

 2012年米国予防医療サービス専門作業部会(USPSTF:United States Preventiv Services Task Force)はPLCOの結果を受けて、 「PSAを使った前立腺がん検診は、年齢にかかわらずすべての男性に実施するべきではない」との勧告をおこないました。2017年2月のEapen RSの報告によると、アメリカではこの勧告のあと検診を受ける人が減り、その結果早期の前立腺がんが減り、転移がんが大幅に上昇しつづけているそうです。当然、転移がんの生命予後は悪く、死亡率にも影響を与えそうです。国民を誤った方向に誘導した関係者に猛省を期待します。

 でも本当に大変なのは日本なんです。日本では検診を受ける人が少なく、転移がん比率はこんな状況のアメリカに比べても大幅に高くなっています。

 

 多くの方に前立腺がん検診を受けてほしいと思っています。

(2017年3月)

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