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前立腺がん検診の利益と不利益について

PSA検診を受診する前に知っておきたいこと
 

 PSA検診を受診することの「利益」は、前立腺がんが転移を有する進行がんで発見されるリスクや、前立腺がんで死亡するリスクが下がることです。一方で、生命に影響しないようながんが約10%の割合で発見されるなど、検診を受診することでこうむる「過剰診断・過剰治療」といった「不利益」も存在します。

 PSA検診の受診をお考えの方は、受診の前後にこの資料をよく読み、前立腺がんの特徴、日本の現状、検診受診の利益と不利益について理解していただき、不安や疑問に思う点があったら医師より十分な説明を受けてから、受診の判断をするようにしましょう。

 なお、PSA値は前立腺がんだけではなく前立腺肥大症、前立腺炎などの良性の前立腺の病気、射精、尿閉などの前立腺への何らかの生理的な刺激によっても上昇します。PSA値を正しく判断するためには、PSA値を上昇させる要因をできるだけ取り除くこと、がん以外の病気が関与していないかどうかを考慮することが大切です。PSA値が異常となった場合、急激なPSA値の上昇を認めた場合などは、専門医に相談し、原因を調べる必要があります。

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