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前立腺のはたらき

前立腺のはたらきと前立腺がん

 前立腺とは、男性だけが持っている臓器で、膀胱のすぐ下にあり、尿道を取り囲むように位置しています。通常はクルミのような形と大きさで、内部は中心部にある内腺と、辺縁部の外腺に分けられます。精液の一部である前立腺液を作り、精子の運動機能を助けるはたらきをしています。

中高年男性に多い前立腺の代表的な病気は、前立腺肥大症と前立腺がんです。

前立腺肥大症は、内腺が大きくなる良性の病気で、腫大した内腺が尿道を圧迫・刺激することなどで、「おしっこが出にくい」、「トイレの回数が多くなった」、「おしっこをしたあとすっきりしない」などの排尿に関する症状が現れます。

前立腺にできるがんを前立腺がんといいます。一般的にはがんの増殖速度は緩やかで比較的おとなしいのですが、一部には急激に増殖するものもあります。多くは尿道から離れた辺縁の外腺にできることが多いため、排尿に関する症状が出にくく、自分自身で気付くことはありません。がんが大きくなり、尿道などに浸潤すると血尿や前立腺肥大症のような自覚症状が出ることがありますが、無症状のまま転移(主な転移部位は骨)をきたすこともあり、骨転移が広がると「腰が痛い」などの症状が現れます。

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