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あなたのPSA値で危険度判定

PSA値が高いのは年齢のせい?

2002年―2014年に人間ドックでPSA検診を受けた102,799人のデータを分析しました。下のグラフは各年齢のPSA値の分布を表わしています。

確かに高い方から1/4の人のPSA値は年齢とともに徐々に上昇しています。しかし中央値(ちょうど真ん中の人の値)は高齢になってもほとんど上昇していません。どの年代でも半分以上の人のPSA値は1.5ng/mlより低くなっています(中央値は70歳で1.2ng/ml、74歳で1.45ng/ml)。ご自分のPSA値と比べてみてください。高値1/4を超えているようなら定期的なPSA検査受検をお勧めします。さらに高値1/10より高いようなら、若くても注意が必要です(※)。

(※)高いからといって、すぐに前立腺がんとは限りません。「PSA検診の考え方」にあるように、急激な上昇を見逃がさなようにすることが大切です。そのために定期的なPSA検査を受けることが大切となります。

 

(参考)上のグラフは四分位といってPSA値により4つのグループに分ける方法を使用しています。それぞれの線はグループの境目の値です。一番上の青い線は同様に高値10%と低値90%の境目の値です。「高値1/10より高い」ということは、同年齢の人が100人いたら10番以内ということです。

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